プラセンタとは?プラセンタのサプリメントやプラセンタの効果や1日の摂取量について

プラセンタとは?
化粧品やサプリメントで使われるプラセンタはこの胎盤から抽出したエキスのこと。

プラセンタとは日本語で「胎盤」のこと。胎盤とは人や牛、馬などのほ乳動物に赤ちゃんができるとつくられる器官。
たんぱく質や脂質、糖質、アミノ酸やビタミン、ミネラルなど、体に必要な栄養成分がたっぷりと含まれ、おなかの赤ちゃんが元気に成長するようにサポートします。
小さな受精卵を短期間で成長させるほど、強いチカラを持っていることから古くから注目され、古代エジプトのクレオパトラも愛用していたとか。今でも医薬品や化粧品、サプリなどに利用されますが、なかでも注目されているのが老化した肌を若返らせると言われる美容効果です。

とくに細胞を復活させる「成長因子」の働きはアンチエイジング効果が強く期待され、40代以上の多くの女性が悩むシミ、しわなどの肌悩みを改善するとも言われています。

動物性プラセンタと植物性プラセンタの違い
胎盤はほ乳動物に作られる為、プラセンタと言っても人、馬、牛、豚、ヒツジなど、さまざまなエキスがあります。

人間から抽出したエキスは医薬品成分としてプラセンタ注射などとして使われ、それ以外のエキスは化粧品やサプリメントに利用されていましたが、近頃は狂牛病など、安全面を気にする人が増えたことから豚由来のプラセンタが多く使われています。

また最近では、植物由来のプラセンタが話題になっていますが、植物には胎盤がありません。胎盤と同じような働きをする「胎座」という部分からエキスを抽出していますが、胎盤のような「成長因子」がない為、人や豚のような動物性プラセンタと同じような効果があるかどうかはまだ研究が進められている段階です。

美白&アンチエイジングだけでなく、肝機能も改善
プラセンタはアンチエイジングなど、老化の改善で注目されています

とくに人間の胎盤から抽出したプラセンタエキスの働きは強く、老化の原因となる活性酸素を除去する効果に優れていると言われています。

また、ぷるんっと弾む赤ちゃんの肌にはコラーゲンがたっぷり含まれていますが、若い肌を支える体内のコラーゲン量は年齢とともにどんどん減少していきます。けれど、プラセンタを与える
ことで衰えてしまったコラーゲンを作るチカラを再び高める効果も。さらにシミの原因となるメラニンの生成を抑える美白作用も期待され、肌の若返りを助けるさまざまな効果がわかっています。

他にも更年期特有の症状改善や乱れたホルモンバランスの調整。
さらに貧血や冷え対策にもプラセンタが利用されており、40代以降の女性はもちろん、老化が進む前の予防策として20代や30代の方の摂取も効果的と言われています。また、肝機能を強化する働きもある為、二日酔いや疲労回復にもプラセンタは良いのです。

1日の摂取量は少なくとも300mg~500mg
プラセンタはアンチエイジングなど、老化の改善で注目されています

人間の胎盤から抽出したエキスは医薬品である為、プラセンタ注射やお薬として処方されます。しかし、更年期や肝機能障害などの治療に対しては保険が適用されますが、それ以外の健康、美容目的の場合は全て自費に。また2006年に厚生労働省がプラセンタ注射を受けた人は献血を禁止するという法令を出した為、気軽に利用することはできません。

このように、プラセンタ注射などで通院するには色々な負担がかかる為、毎日手軽にプラセンタを取り入れたいという方には豚由来のエキスを使った化粧品やサプリメントを利用するのがおすすめです。

化粧品には他にもさまざまな成分が入っているので、プラセンタだけを大量に摂ることは難しいですが、1日に必要なプラセンタ摂取量は300mg~500mgという研究データもある為、サプリメントではこれを目安にすると良いでしょう。ただ、症状や肌トラブルには個人差があり、老化などがとくに気になる場合は1日1000mgを摂ると効果が実感できると言われています。



 

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