ニンニクとは?ニンニクのサプリメントやニンニクの効果や1日の摂取量について

ニンニクとは?
食べれば元気になると人気のスタミナ食材です。栄養成分とその効能は、古くから高く評価されています。

 滋養強壮、活力UPの健康食材として人気があるニンニク。ここぞ!というときの確かな栄養力ですっかりお馴染みですが、その歴史はとても古く、古代エジプトの時代から栽培されていたといわれています。日本には、中国から朝鮮半島を経て伝わってきたと考えられていますが、昔はその優れた効能効果などから食材というよりも、薬として活用するのが一般的だったようです。このように、ニンニクの栄養成分と効能はさまざまな研究データで立証されていますが、現在もその驚くべきパワーは高く評価され、さらに研究が進められています。

 ニンニクといえば、強い「におい」が特徴的ですが、そのままの状態ではほとんど感じることはありません。切ったりすりおろしたりすることで、ツーンと鼻につくような独特のにおいが発生します。ニンニクの効能としてもっともお馴染みなのが活力UPなど、弱った身体の改善ですが、このパワーの源となっているのが、炭水化物を分解してエネルギーに変える働きがあるビタミンB1。ニンニクのにおい成分は、このビタミンB1と結合することで、ビタミンB1の吸収率を高める成分へと変化!その結果、ビタミンB1が体内で長い時間活動できるようにサポートすることで「元気がでる」「スタミナがアップする」といった効果が期待できるのです。

自律神経のバランスを改善! 代謝アップでダイエット効果も
自律神経のバランスを整えることによって、さまざまな症状に作用します。代謝アップや冷え性改善の効果も期待されており、ダイエット時にお勧めです。

 ホルモンの分泌や消化・吸収、体温の調整などに働きかける自律神経。ニンニクには、そんな心身のバランスに関わる自律神経の調子を整える作用があるといわれています。ホルモンの乱れはさまざまな不調の原因となりますが、ニンニクでそのバランスを良くすることで、精力UPにつながったり、更年期障害の症状を和らげたりと、色々な効果が期待できるのです。また、ストレスからくる不安感やイライラなども自律神経を正常に整えることで改善できると考えられています。

 また、最近ではダイエットにつながる働きにも注目が集まっています。ニンニクでダイエット…とはイメージしづらいかもしれませんが、ニンニク特有のにおい成分が、ビタミンB1の吸収率をアップさせることにより、糖の燃焼を促進する作用があるといわれています。また、エネルギー代謝を高めて、脂肪の燃焼を促す効果も!ニンニクを適度に取り入れることにより、計画的なダイエットが実践できるのです。

 さらに、ニンニクには冷え性の改善や予防にも効果があることがわかっています。「冷えは万病のもと」ともいわれるように、体が冷えている状態では、新陳代謝が悪くなり、むくみや疲れといったダメージの原因に…。また代謝が滞ることで痩せにくく、太りやすい体質になるともいわれ、冷えの解消こそがトラブル改善の近道と考えられています。ニンニクには血管を広げる作用があるため、体のすみずみまで血行が良くなるといった効果が期待できるほか、体を活性化し体温を上げる働きも。冷え性の改善は健康&美容に大きな効果をもたらすだけでなく、痩身効果もUPするので、ダイエット成功の鍵になるともいえるでしょう。

免疫機能を高めて健康増進。動脈硬化やがんの予防効果にも期待大
免疫機能UPに働きかけるとともに、健康増進を促すといわれています。とくに、脚光を浴びているのは、動脈硬化やがんの予防効果です。

 健康食材としてお馴染みのニンニクですが、昔は薬として活用されていたほど、強壮作用を秘めた成分です。疲れた体をいちはやく早く回復に導くだけでなく、体の免疫機能までも高めてくれるため、風邪や感染症などの予防効果も期待できます。

  
 そんなニンニクの働きとしてとくに注目されているのが、生活習慣病への効果。不規則な生活や乱れた食生活などから、多くの方が生活習慣病になるリスクがある…といわれていますが、ニンニクはそんな厄介な生活習慣病にも有効であるといわれています。なかでも期待されているのが、心筋梗塞や脳梗塞の原因といわれる動脈硬化の予防作用!高血圧はさまざまな病気、疾病を引き起こしますが、ニンニクの血管拡張作用には血圧を下げる効果があるので血圧のケアに最適!さらに、血液をサラサラにする働きやコレステロール値を抑える効果もあり、これらの働きが動脈硬化の予防につながると考えられています。

 また、アメリカの国立がん研究所では、がんを予防する効果が高い食品としてニンニクが最も有効であるという研究データを発表。この研究結果が発表されて以降、アメリカではニンニクの消費量が倍増したという報告もあるほど、一大ブームに!現在も世界中でニンニクの研究が進められており、今後もさらなる効果が立証されることでしょう。

ニンニクと相性の良い食材は?注意点と摂取量の目安
相性の良い食品と一緒に取ることで、相乗効果が期待できます。一度にたくさんの量を食べると胃への負担が大きくなるので、注意が必要です。

 ニンニクは生のままでも加熱しても食べることができます。一緒に食べると相性が良いのは、豚肉や大豆製品などのビタミンB1をたくさん含んでいる食材。ニンニクのにおい成分がビタミンB1と結び付き、スムーズにエネルギーに変えてくれるため、素早い実感が期待できます。

 食品ですので、とくに摂取目安量はありませんが食べ過ぎには注意!ニンニクの刺激は、食欲を増進することにつながる一方で、胃に負担をかけてしまうため、一度にニンニクをたくさん食べると、胃痛や腹痛を引き起こすことも…。とくにお腹が空いている状態で、たくさん食べることはかえって逆効果となってしまう恐れもあるので絶対に避けましょう。ニンニクは滋養強壮にいいといわれているため、疲れているときや体が弱っているときに摂取することが多いですが、胃腸が弱っているときは、摂取量を少なめにするよう意識してください。一度にたくさん摂るのではなく、様子を見ながらはじめは少しづつ…。気になる方は直接摂取するのではなく、サプリなどを利用するとよいでしょう。

 「食べる機会を増やしたいけれど、においが気になる」という方は、においを消す効果がある乳製品を一緒に摂ると◎。もっともお手軽なのは牛乳を飲むこと!また、タンパク質が多い食品やパセリ、お茶を一緒に取るのも有効といわれていますが、どうしても気になる…という女性の方などはサプリで継続することがおすすめです。



 

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